SUS製シュート管の粉体付着防止|プレミアムファインピーニング

食品工場におけるステンレス(SUS)製シュート管の粉体付着(ブリッジ・閉塞)防止処理としてPFP処理を工場にて施工しました。

お客様の課題

当客先では計量器へ粉体を輸送するシュート管にテフロンコーティングを採用していたが、製品への異物混入が懸念されることからPFP処理を検討したいとお問合せがありました。

ヒアリングをしてみると過去に他社製の粉体付着防止処理を採用した経験があったが、事前試験では良好な結果を得られたのに、実環境では粉体付着が改善され無かったとのこと。そういった背景からPFP処理の実環境での効果、また粉体付着防止処理を再検討するにあたり社内承認が得られるかについても不安を持たれていました。

カンメタエンジニアリングの提案

以下メリットにより、PFP処理が採用されました。
①サンプル粉体による事前離型試験(弊社無償協力)にて事前に効果が検証でき、社内承認もスムーズに得ることが出来る

②既設シュート管の表面状態を確認・報告し、効果が十分に得られるよう閉塞・ブリッジの要因となる箇所の前処理を提案した

③コーティングレスの為、異物混入の心配が一切不要である

④表面凹凸形状により、粉体の接触面積を減らすことができる

 結果

✔実環境でも事前試験と同等の効果を確認することができた

✔粉体の流動性(滑り性)向上により、粉体輸送量も安定させることができた(後に計量器にもPFP処理を施工)

✔運転中のコンタミが発生しなくなったことで、品質向上に貢献できた