SUS製大型ホッパーの粉体付着防止|プレミアムファインピーニング

石油化学プラントにおけるステンレス(SUS)製 大型ホッパー内面の
粉体付着(ブリッジ・閉塞)防止処理としてPFP処理を現地にて施工しました。

お客様の課題

当客先では対象ホッパー内面の粉体詰まり(ブリッジ・閉塞)が問題となっており、流動性向上の為にノッカーやバイブレーターで振動を与えていました。しかし、その振動によりホッパーに損傷が生じる新たな問題が生じておりました。

本環境は異物混入が許されない環境でもあり、コンタミが懸念されるコーティングを施工できず、バフ研磨でも研磨材が取り切れずに不純物と検出されるため、対応策に頭を悩ませているという状況でした。
また対象機器は大型であることから取り外しも容易では無く、現地で施工ができることは必須条件とされていました。

カンメタエンジニアリングの提案

以下メリットにより、PFP処理が採用されました。
①これまで培ってきた現地施工ノウハウを活用し、現地にて大型機器への施工が問題無くできる

②コーティングレスの為、異物混入の心配が一切不要である

③サンプル粉体による事前離型試験(弊社無償協力)にて事前に効果が検証でき、社内承認もスムーズに得ることができる

④表面凹凸形状により、粉体の接触面積を減らすことができる

 結果

✔粉体の流動性(滑り性)向上の為、ノッカーやバイブレーターの使用頻度低減により機器損傷を防止できた
 (新規更新の場合は直接コスト・間接コスト・機会損失コストなと、数千万円/年を要していた)

✔生産効率も向上し、原価低減に大きく貢献することができた

✔担当者様から「5年経過しても効果が抜群である」とのお言葉を頂き、別部門の機器にも横展開頂いた