SUS製遠心脱水機内面の粉体付着・閉塞・ブリッジ防止|プレミアムファインピーニング
石油化学プラントにおけるステンレス(SUS)製遠心脱水機内面の粉体付着(ブリッジ・閉塞)防止処理としてPFP処理を工場にて施工しました。
お客様の課題
当客先では脱気器にテフロン板を装着して運転を行っていたが、長期運転による摩耗からテフロンの異物混入が生じる問題がありました。
対象は水分を含んだ粉体であり、別の表面コーティングも検討されたが、同様のコンタミ懸念があることからその対応策に困られている状態でした。
カンメタエンジニアリングの提案
以下メリットにより、PFP処理が採用されました。
①実環境を再現した事前離型試験(弊社無償協力)にて、水分を含む粉体でも適切な仕様を提案できた
②コーティングレスの為、異物混入の心配が一切不要である
③取り外し可能な構造であることから、コストメリットのある工場施工ができる
④表面凹凸形状により、粉体の接触面積を減らすことができる
結果
✔PFP施工後は脱水機内面の粉体付着(ブリッジ・閉塞)量を70~80%低減することができた
✔付着が少なくなったことで洗浄時間を短縮でき、工場稼働の原価低減に大きく貢献できた
✔運転中のコンタミが発生しなくなったことで、品質向上に貢献できた